Citroen-DS 半クラッチの調整



01/10/27
半クラッチの時間調整
クラッチリエンゲイジメントという装置の調整ネジを回すことによって半クラッチの時間を 調整します。右に回すと時間が短くなります。

ブレーキを踏んだときアイドリングが下がる量を調整
カタログデータではアイドリングは950rpm、クラッチの接続開始は750rpmとなってい ます。つまりこの回転域ではクリーピングによって車は動き出しますので(半クラッチ状態) ギアを入れた状態で停車しているとき、アイドリングを750rpmより下げておかないと クラッチが磨耗します。そのため、ブレーキを踏んだ際にアイドリングを 下げる機能が付いています。キャブの正面右下に付いている真鍮色の大きなマイナス ネジを左に回すと、ブレーキを踏んだときアイドリングが下がる量が大きくなります。 適正値は550rpmとされていますが、それだとストールしそうでやや不安。
01/10/27 一速とバックのクラッチ接続調整
8mm頭の長いボルトが出ている機械は遠心ガバナと呼ばれる装置です。これは遠心力を 利用して、クラッチを少しづつ繋げてくれる機械で、ボルトを締めたり緩めたりしてクラッチ が繋がり始めるエンジン回転数を決めます。

クラッチの遊び調整
奥の14mmの太いボルト(頭とネジの部分の太さがほとんど同じ)を緩めると遊びが減ります。 正しい調整はクランク棒を差して回し(DSはクランク棒でエンジンがかかる!)手ごたえがある ポイントが適正だそうです。バックに入れてギア鳴りしない程度、という確認方法も聞いたこと があります。
01/10/27 ホーン交換
老朽化して鳴らなくなったホーンを交換します。写真上がオリジナル、下が解体バイクから もらって来たホーン。かなり小さくて軽いので軽量化にも効果あり。(言う程大したこと無いか・・)
01/10/27 取り付けは簡単
元あった位置に付け替えるだけ。
DSのホーンスイッチはウインカレバーに内臓されていてレバーを手前に引くと鳴ります。 しかも接点が二重になっていて、少し引くとホーン一個が鳴り、さらにレバーを引くと二個共鳴る という凝った仕掛けになっています。
資料によると、1971年式以外は、電気式のダブルホーンと、さらにエアホーンが付いていて、 レバーを強く引いたときだけエアホーンが鳴るようになっています。



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