クラッチマスターシリンダ交換



21/05 フロアマットに汚れた油の染みを発見。ちょうどクラッチペダルの真下です。
こりゃクラッチマスターが逝ったかなーと思い、エンジンルーム側から見てみます。
クラッチマスターを覆う黒いカバーを外すとブレーキとクラッチのマスターシリンダーが並んでいます。
右がクラッチです。フルードが漏れ、フロアマットに垂れた染みが見えます。
前オーナから引き継いだメンテ情報によると2011年にオーバーホールを実施したとあります。O/Hキットでは10年もたないのですね。
21/05 今回はO/Hキットではなくアセンブリーを調達し、早速交換作業に入ります。この作業は、以前乗っていた1979年式MG-Bでも体験済なので、コツは掴んでいるつもり。
とは言え、マスターシリンダを留めている2本のボルトの下側が厄介。裏側にあるボルト頭にレンチが届かないのです。
結局、首振り式のメガネレンチを買ってきて、なんとか取り外し作業完了。
21/05 今回新規購入した工具。12mmのフレアナットレンチと13mmの首振り式片口メガネレンチです。
実は、MG-Bのフレアナットは12mmではなく、7/16インチ、マスターシリンダを留めているボルトも13mmではなく1/2インチです。
13mmと1/2インチはほぼ同径ですが、7/16のフレアナットレンチなんて、すぐ手に入るものではないので、近似の12mmで代用。
イギリス車は大陸ヨーロッパ車と違い、「なんとなく」インチネジなのがめんどくさい。
21/05
ようやく外れました。
この景色、2年半前にも見たような記憶が・・・・

写真下は、調達した新品。フレアパイプと接続するためのバンジョー継手は再利用します。
21/05
取り付ける際の肝はフレアナットの締め込みです。
真っすぐ入れないとネジ山を痛めて、本当に痛い目に遭います。
バンジョー継手は仮止め程度に締めておき、フレアナットの締め込みを優先します。真っすぐ入っていれば指で回ります。
これはプラグ交換と同じイメージですね。最初からレンチを掛けて締めると多少斜めでも結構入って行くので、気づいた時にはすでに手遅れ・・・
指で回らなくなるまで締め込んだら最後にレンチでしっかり締めます。バンジョーは車内側からサービスホール越しに締めることができます。
21/05
最後にエア抜きし、カバーを付けて作業完了。
あとは、ブレーキランプスイッチの配線も元に戻し、動作確認しておしまい。



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