Spider Junior 1600 ガッタメラータに入院



05/5/21 結局入院  そして診断の結果は?
2005年5月7日、私は観念して「ロメオの神様」鈴木康平社長のガッタメラータの門を叩きました。ガッタメラータはGT1300 のとき以来、ちょうど4年ぶりです。その日、半日掛かりで診断してもらったところ、3番シリンダの圧縮低下が不調の原因 であることがわかりました。ただ、それを引き起こした真の原因を追究し、治療しなければ完治したことになりません のでそのまま入院させ、私は西武のレッドアロー号で帰宅しました。
鈴木さんに半端な仕事は頼めませんから、検査結果がどう出ようと、ストレッチャに乗った患者の気持ちで診断結果を待ちました。
電話で逐次報告を受けながら、状態に応じて治療内容を詰めて行き、その結果・・・・・
3番シリンダの圧縮抜けは、ガスケットの吹き抜けが直接の原因とわかりました。
今回の不調を改善するだけならエンジンを載せたままヘッド周りのO/Hと、ピストンリング交換で済むのですが、 総合的な診断結果から、
・走行13万km程度
・新車時から一度も開けられた(エンジン本体を)形跡無し
ということで、クランクメタル(クランク軸受け)をチェックしたところ、1番と3番に異常なアタリが発見されました。
この時点でエンジンを降ろして完全なO/Hを決断するに至りました。クランクメタルの治療は、クランク側を研磨して、 その分厚みのあるメタルを組む方法を選択しました。
05/5/21 クランクシャフトが良く見えます
エンジンブロックの状態は「素性は良い方」との診断結果をもらいました。
よくあるケースとして、ヘッドを連結する際重要な役割を果たすスタッドボルトの付け根周辺に腐りが 生じ、規定のトルクが掛けられない等の問題を抱えていることがあるそうですが、このエンジンブロックにはそういう 問題はありませんでした。

メタル以外のエンジン本体に関する治療内容は、バルブ、バルブガイド等ヘッド周りの交換、ピストンはスリーブごと交換です。
その他、エンジン以外の治療内容は、ウォータポンプ、IGコイル、ポイント、コンデンサ、ハイテンションコード、マフラー、ドアストッパ等 を交換します。
キャブレータは、私が掃除したレベルではダメでしたので、再度完全にバラしてO/Hしてもらいました。
05/6/4 完成間近
エンジンが組み上がり軽い慣らし運転を終えた状態で試運転してみましたが、入院前とはまるで別の乗り物です。 後は、最終的なキャブ調整やLLCを交換すれば完了です。
ここに至る作業中、見積もり時点ではわからなかった不具合が発見され、それも修理交換してもらいました。
その1;アクセルペダル折れ
その2;クラッチホースひび割れ
その3;リアブレーキホース詰まり



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