04/5/28 |
ラックオーバーホール ステアリングラックからのLHM漏れは、多くのDS乗りの悩みの種です。 我がDSの場合もご多分に漏れずかなり漏っていましたので今回オーバーホールを敢行しました。 DSのステアリングラックの取り外しは簡単です。準備として、何より先にボンネットを棒を使って支えておきます。 それを怠って、いつも通りにステーを使っていると、ラジエータを外そうとした瞬間、頭上からボンネット が降って来ます。 1.エアーダクトを外します。 2.バッテリケースに縛り付けられている可愛い緑のドラム缶を外します。 これはバンドを外すだけでOK。LHMホースは付けたままで大丈夫。次にバッテリとバッテリケースを外します。 3.ラジエータを外します。 予めドレンからLLCを抜き取ります。ラジエータは下側からボルト2本で留まっているだけです。次にアッパとロアホース を外すと、ラジエータはあっけなく外れます。(写真の情景) 4.クーリングファンを外します。 外さなくても作業できそうですが、何かをぶつけて羽根を折って泣く前に外しましょう。 |
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04/5/28 |
ステアリングの位置 ラックを外すとき、ステアリングシャフトの先端に切ってあるスプラインがラック側と噛む位置をマークしておいた方が いいと思います。それを怠ると、シトロエン得意の「8時の位置」にステアリングが決まらなくなります。私も一山 組み間違えて8:45になってしまいました。(走行性能に問題はありませんが) 余談ですが、ラックギアを押さえつけるスプリングの硬さは、ロックナットをねじ込む量で決まります。DSは割りピン を使ってナットを固定させており、さらに割りピンが通る穴は一箇所しか明いていませんので、ねじ込み量を間違う心配 はありません。 |
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04/5/28 |
ラックが外れました アームごと、ごっそり取り出したラック。重いんだ、これが。これをどうやって分解するか、しばしパーツリストとにらめっこ。 どこも分解しない状態で、右に一杯ステアリングを切った状態にします(左ハンドル車)。ラックの先端のあるキャップを緩めると シャフトが現れます。そこにC型クリップが付いているのでそれを外し、マイナスネジの頭のような形のピンを叩いて 抜き取ります。 |
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04/5/28 |
合うシールがわからない ちょっと写真では見えにくいのですが、シャフト内に油圧が掛かった際に押されてステアリングを左右に切ってくれるシャフトの 真ん中にオイルシール(リングを入れて5枚構造)が付いています。どうやらここが肝のようです。これが劣化すると油圧が掛かった 時にLHMがラックの中に漏れ出すのではないかと思います。 いよいよ、シール交換と思って、O/Hキットの中にある沢山のシールを合わせてみましたがどれを使うのかさっぱりわかりませんでした。 どーしてかなー??? もう時間も無くなって来ましたので、交換可能なブーツ類やOリングだけを交換し、各部清掃/グリス アップを施して組み付けました。グリスアップのお陰で心なしかハンドルが軽くなりましたが、LHM漏れは治らず。。。(当たり前) 今回は玉砕しましたが、ラックの脱着・分解方法がわかりましたので、再チャレンジはいつでもOK! 整備のついでにオイル交換も実施しました。 |