Citroen-DS 接点不良二題



02/12/14 LHM油圧警告ランプ点きっぱなし
また警告ランプが点くようになってしまいました。今度は今までとちょっと 様子が違って、点きっぱなし。
しかも点いた時、ブレーキペダルに軽く横蹴りを加えると消えるのです。 こりゃペダル付近が臭い。ということで、ペダル周りを外してランプスイッチ を探しました。
写真は油圧を感知するスイッチです。こいつを突っつくとランプが点いたり消えたり することが判明しました。犯人はコイツだ!!
02/12/14 こりゃなんだぁ?
LHMの油圧低下はDSにとって命取りですから、それを知らせるランプスイッチは、 むやみにいじれないようワイヤとハンダで封印されていましたが、そんな掟はさっさと 破ってケースを開け、出て来たモノはU字型をした金属管。
写真左上に高圧配管が接続され、U字管の右端は閉じられています。右上の細い棒 はプラス配線とのコネクタ部分です。
赤丸はプラスとマイナス(U字管がマイナス側)の接点です。このU字管に油圧がかかると、 ほんの少し「Uの字」が開いて接点が離れ、ランプが消灯します。つまりエンジンオフ時や 何らかの原因で油圧が下がると接点が導通してランプが点灯するという仕組みです。
警告ランプ点灯の原因は、この接点に通電性のゴミが詰まったことによるショートでした。
紙やすりで接点をきれいに磨き、元通り組み付けて油圧を掛けながら接点のクリアランス を調整して完了。ランプ点灯病は完治しました。
02/12/15 今度はブレーキランプが点かない
LHMの油圧警告ランプが治ったと思ったら、今度はブレーキランプが点いていないことに気づきました。 いつから点かない状態で走っていたんでしょう??
写真はブレーキペダルの下から外したブレーキランプスイッチ。写真では重なってしまって見えませんが 接点(コネクタ)は二本、手前がプラスで奥側がマイナスです。このプラス配線にはバッテリから直接 電気が流れていますので、注意して下さい。
テスタを使って調べてみたのですが、外して診た方が早いので、スイッチを外して導通をチェックした ところ、どうやら接点不良のようです。確かに接点が真っ黒に腐食していました。
こいつを紙ヤスリできれいに磨いて再度チェック。ばっちりです。LHM油圧警告ランプ同様こちらも 接点の不良でした。
02/12/15 ブレーキランプスイッチはここにある
写真は、接点復活が終わって元通り取り付けようとしているところ。
この後、ペダルを踏んだときにランプが点灯するようクリアランスを調整して完了です。



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