1888年創業当時のモデルの雰囲気を残す525型です。この型のルーツは1912年発売のモデルですが、正確な製造年を特定する ことはできませんでした。次のモデルチェンジが1930年ですから1912年〜1930年の間ということになりそうです。
参考として、1910年代のバーラー製キッチンストーブに、この525と全く同じ燃料計が付いていますので、同時代であることは間違い なさそうです。
これまた製造年代の特定が難しい一台です。胴がガラス製の750と同じタンクが使われていることから考えて同時代か、一世代前 のモデルと思われます。カタログにある1930年のモデルと似ていますが、定かではありません。
ボディが塗装でガラス胴を持つモデルは1935年に登場したことになっています。
この個体もアメリカ製で、ガラスにMade in USAのエンボスがあります。真っ赤に錆びていますが、ボディカラーは黒です。 タンクは他のモデルと全く同じです。
ただ、全体に状態が悪く、部品取りにしか使えそうにありません。
日本製の750デラックスと外観は全く同じですので、たぶん750だ と思います。全く同じと言ってもボディカラーの濃さとツートーンの塗り分け方が少し違います。 メッキ部分も若干異なり、日本製がニッケル成分の多い白っぽいメッキ仕上げなのに対し、 アメリカ製はぴかぴかのクロムメッキです。
アメリカ製はたいてい耐震消化装置やフューエルゲージが付いていませんが、アメリカの法律によると、1983年以降、屋内で使用する場合 耐震消化装置付きのタンクに交換するよう勧告されています。
こちらは珍しいエメラルドグリーンの750デラックスです。
市川市在住のＹさんより画像提供頂きました。1960年代に新品で購入され2009年時点でも現役でお使いになっているそうです。