一見、懐かしのだるまストーブの様に見えますが、分厚い鉄のかたま りではなく、ボディは他のパーフェクション同様薄い鉄板で出来ています。 ボディは全て塗装で、ホーロー引きの部分はありません。 前々オーナが塗装したと伝えられる全塗装には既に錆が浮いています ので、サンドブラストして再塗装しようと思います。 チャーミングな４本の脚が時代を感じさせます。
窓には目の細かい網が貼ってあり、雲母やガラスではありません。 窓枠には大きくPERFECTION、OILHEATERと書かれています。昔は KeroseneHeaterとは言わなかったようです。
フィラーキャップにはトレードマークの三角印がエンボスされていて、 スクリュー式ではなく、はめ込むだけのタイプです。
キャップには蝶つがいが付いています。
後年モデルと少し形状が違い、てっぺんがゆるやかに凹んでいて 三角印も書かれていません。その代わりUSA、CANADA、ENGLAND の各国で特許取得した年月が刻印されています。 材質も真鍮が多用されている点、後年と異なります。 ギャラリーも着脱が楽なようにレバーが付いていて、ON/OFFの 回転方向が矢印で表示されています。
凝った作りの燃料計です。昔のキャブレータのフロートを思わせる 真鍮のウキも可愛らしいですね。 時計の針のような矢が回転して燃料残を表示します。 燃料計の位置がバーラーと同じなのがわかります。
トップカバーの穴には開閉可能なふたが付いています。 ここもバーラーと同じ仕様です。