パーフェクション750デラックスの発掘



発掘(1998年秋)
ある晩、ふと立ち寄ったJAZZ喫茶の片隅にパーフェクションが2台埃にまみれて置いてありました。数年前までは、現役で店内を暖めて いたそうですが、天井埋め込みのエアコンに代えて以来、ずっと放置されていたとのことで、動くかどうかも怪しい様子。でも、そうなる と錆取り屋の血が「また現役に戻してやろう」と騒ぐのでした。
以前からパーフェクションが欲しいと思っていた私は、さっそく店員さんからオーナに連絡してもらい、譲って頂けることになりました。もちろん2台とも。
ちなみにそのお店は四谷駅近くにある「いーぐる」という老舗のJAZZ喫茶です。
さっそく家まで運んで、いざ錆取り開始。胴のガラスなんか真っ黒だし残った燃料も腐れ気味。。。
タンク
永年のヤニや埃で茶色くなっていますが、錆は出ていません。
写真からもわかるようにパーフェクションの特長は本体とタンクが別体なことです。しかも消火しないと給油できないため 安全ですし、タンクだけを持って部屋の外で給油できるので、重い一斗缶をストーブのそばまで持って来なくて済みます。
芯周辺のパーツ
一番右にあるのがギャラリーです。その脇にくっついているモノは錘(おもり)で、これが落ちると耐震消火装置が作動する仕組みになっています。
その隣にあるのが燃料の残量を示すためのゲージです。「浮き」は、コルク製です。
蘇ったパーフェクション
胴のガラスも、取り外して洗い、全体をコンパウンドで磨いたらこんなにきれいになりました。
点火テスト
タンク内に残った灯油を捨て、タンクの中と芯を洗い、新しい灯油を入れ点火。最初ちょっとススが出ましたが、2台ともちゃんとつきました。
うち1台は、芯が限界まで減っていたので、芯をばらして無理矢理引っ張り出すという荒療治をしましたが、おおむね良好です。
ランプのような明るさがとてもロマンチックです。


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