製造会社;AlfaRomeo社 イタリア ミラノ市 車名;GiuliaSuper1.3 年式;1973年 タイプ;11509 総排気量;1290cc ボア・ストローク;74.0×75.0mm 最高出力;89/6000 PS/r.p.m 全長;4160 全幅;1560 全高;1430 ホイルベース;2510mm タイヤサイズ;175/70-14 乗車定員;5名 車体色;明るいグレー 1962年に1600ccのTipo(タイプ)105Giuliaシリーズの最初に登場したのはGiuliaTI と名付けられたこの四角いベルリーナ(英語ではセダン)でした。 その後、ベルトーネによってデザインされたのが「段付き」の愛称で知られるク ーペシリーズであり、ピニンファリナによってデザインされたのが、映画「卒業」 にも登場したスパイダーですが、どのモデルも原点はこのセダンです。 一見実用一点張りに見える4ドアセダンですが、オールアルミ製DOHCエンジンに5速 ミッションを載せ、4輪ディスクブレーキ(極初期のモデルのみドラム)を備えて おり、これは当時としては画期的なことで、瞬く間に大ヒットをとげ、ハイパワー 版のGiuliaSuperやレース仕様のGiuliaTISuper、さらに1300cc版もラインナップに 加えられ進化を続けました。 しかし、複雑化してしまった車種は1972年に二種類に整理され、GiuliaSuper1.3と GiuliaSuper1.6だけになり、1974年まで製造されました。 その後、この系譜は、ノーバ・スーパー、1750ベルリーナと続いて行きます。 私のGiuliaはほぼ最終型に近く、シャシはTipo105ではなく北米対応型のTipo115と なっています。(外観は変わっていません) なお、このセダンには「醜いジュリア」というあだ名が付いていますが、それはク ーペやスパイダーに比べエレガントでないというところから来ているのだと思いま す。しかし、このスッパリと切り落とされたテールの造形がなんとも可愛いらしく 他に代え難い魅力と個性を放っていると思います。 |