ボクのGiuliaSuper1.3について 1996/3月



製造会社;AlfaRomeo社 イタリア ミラノ市
車名;GiuliaSuper1.3
年式;1973年
タイプ;11509
総排気量;1290cc
ボア・ストローク;74.0×75.0mm
最高出力;89/6000 PS/r.p.m
全長;4160 全幅;1560 全高;1430 ホイルベース;2510mm
タイヤサイズ;175/70-14 
乗車定員;5名
車体色;明るいグレー

1962年に1600ccのTipo(タイプ)105Giuliaシリーズの最初に登場したのはGiuliaTI
と名付けられたこの四角いベルリーナ(英語ではセダン)でした。
その後、ベルトーネによってデザインされたのが「段付き」の愛称で知られるク
ーペシリーズであり、ピニンファリナによってデザインされたのが、映画「卒業」
にも登場したスパイダーですが、どのモデルも原点はこのセダンです。
一見実用一点張りに見える4ドアセダンですが、オールアルミ製DOHCエンジンに5速
ミッションを載せ、4輪ディスクブレーキ(極初期のモデルのみドラム)を備えて
おり、これは当時としては画期的なことで、瞬く間に大ヒットをとげ、ハイパワー
版のGiuliaSuperやレース仕様のGiuliaTISuper、さらに1300cc版もラインナップに
加えられ進化を続けました。
しかし、複雑化してしまった車種は1972年に二種類に整理され、GiuliaSuper1.3と
GiuliaSuper1.6だけになり、1974年まで製造されました。
その後、この系譜は、ノーバ・スーパー、1750ベルリーナと続いて行きます。
私のGiuliaはほぼ最終型に近く、シャシはTipo105ではなく北米対応型のTipo115と
なっています。(外観は変わっていません)
なお、このセダンには「醜いジュリア」というあだ名が付いていますが、それはク
ーペやスパイダーに比べエレガントでないというところから来ているのだと思いま
す。しかし、このスッパリと切り落とされたテールの造形がなんとも可愛いらしく
他に代え難い魅力と個性を放っていると思います。




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