MG1300mk2 ADO16(Austin Drawing Office Project No.16)シリーズを簡単に言うと、ミニに代表されるADO15の拡大版、つまりラージボディ・ミニです。 もちろん設計はミニの生みの親であるアレック・イシゴニスですが、デザインはピニンファリーナです。 日本でADO16と言えばバンデンプラプリンセスが最も有名ですが、イギリス車お得意のバッジエンジニアリングによって、バンデンプラプリンセス以外に、オースチン、モーリス、ウーズレー、ライレーケストレル(ケストレルとはチョウゲンボウのこと)とMGの6つのブランドがありました。 バッジエンジニアリングと言っても、エンブレムだけでなく、内装・外装や装備がそれぞれ違うので、6ブランドを維持するのは難しく、徐々に統廃合が進み、MG版も1968年以降、4ドアが廃止され2ドアのみになりました。 結局、ADO16シリーズは1974年に生産終了し、最後に工場から出荷されたのはバンデンプラプリンセスだったそうです。 さて、今回のADO16シリーズのMG1300は、MGのバッジは付いているものの、乗ってみていじってみると、紛れもなく「ミニ」ですね。 |
年式:1970年 エンジン:1300cc 水冷プッシュロッド4ストローク直列4気筒 ミッション:4速 全長:3720mm 全幅:1530mm 全高:1350mm 車両重量:840kg |
|