絶版Type3の復活

1966年式 Volks Wagen Type3
いわゆるポンコツのタイプ3を、いかにお金をかけずに復活するか、というのが今回のテーマ。


年式:1966年
エンジン:空冷1600cc 水平対向四気筒
ミッション:フロアMT4速
全長:4240mm
全幅:1640mm
全高:1470mm


12/10
近年人気が上がっていて、グッドコンディションなら250万円以上する。
が、、エンジンルームはこんな有様。ボディは穴だらけなので、車両代5万円で譲ってもらった。
12/10 一番の問題点は、エンジンリッド下端の腐りだ。これを鈑金屋さんに出さずにパテと缶スプレーで修復させてみよう。
12/12 グラスファイバー入りのパテを、盛っては削り盛っては削りを繰り返し、平な面が出たらサフを吹いて磨き、黒い缶スプレーで仕上げる。
13/3 クラッチとクラッチフォークを交換するためエンジンを降ろす。フォークの交換は苦労した。
13/3 クラッチのセンター出しをしている写真。
13/3 エンジンルームを掃除して、エンジンを載せる。もちろんキャブも分解清掃を実施。
失われていたクールチンはヤフオクでゲットした。
マフラーも新品に交換。公道復帰までもう一息。
13/5 エンジンが終わり、外装内装の修復に取り掛かる。椅子は骨が折れていたので、一度皮を剥ぎ、折れた骨を溶接した。
ウエザーストリップは新品に交換し、三角窓のロック(写真)も新品に交換。
時計はムーブメントが失われていたので、600円の手作り時計用ムーブメントを加工して挿入。
その他、クラッチワイヤー、ブレーキホース、サイドブレーキワイヤーなども交換した。
13/5 ワイパーピボットが肉痩せしていて、ワーパーアームが留められない。 この時代、ピボット先端にスプラインが切られておらず、アームはネジで固定されているため、長年の使用で細くなってしまう。 ピボット先端に溶接で肉盛りし整形。
13/6 ガタガタになっていたタイロッドエンドは全て交換。
13/6 タイヤも新品に交換し、後はミラーを取り付けておしまい。


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