トノカバーならぬトノリッド作成



23/07 リアシートを覆う蓋を作ります。
2シータースポーツカーにはトノカバーが定番ですが、ビートルのトノカバーっていうのは聞いたことがありません。
昔ビートルコンバーチブルに乗っていた時に、ビニールレザーで作ろうとして失敗し、ベニヤ板で蓋を作ったのを思い出しました。
ビニールレザーだとなぜだめなのか?それは、2シーターと違ってリアシートがある分、覆う面積が大き過ぎて、ピンと張るのが難しかったためです。
走行中もバタつかないようにするためには、ボディにたくさんのブタンフックを打ち込む必要があるのですが、そのための穴を開けるに忍びなかったのです。
そこで、板ならピンと張る必要もないし、お風呂の蓋みたいにすればボタンフックも不要だと気づき、現場合わせで板を切って蓋をしました。
35年ぶりですが、コツは覚えているので、一発で切り出し成功。後は塗装したり、歪まないための補強を入れれば完成です。
23/07 違う角度から。
この蓋の効用は、特に冬です。空冷ビートルの弱点はヒーターですが、リアシートに蓋をすると、コンバーチブル特有の、後ろから巻き込んで来る風が遮断され、保温性が抜群に良くなります。
23/07 ビニールレザーを貼って完成。
裏側の後端に、歪み止めの角棒を貼り付けたので、生地を均一に引っ張れない場所が出来、表に皺が寄ってしまいました。
ビニールレザーを貼ってから棒を付けるべきでした。反省。
真似して作る人のために、ご参考として、先端幅123cm、切り欠きの手前部分の幅117cm、後端幅105cm、全長65cm。



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