バルブクリアランス調整事件 1996/11月



96/12/21 落としてしまったカムチェーンのジョイントは後で探すとして、後はカムシャフ トを元通り組み付けるだけだったのですが・・・ カムシャフトを前、中央、後の3カ所で止めているストッパーのうち中央のスト ッパーのスタッドボルトが抜けてしまいました。よく見ると過去にザツなネジ山 復旧の痕跡があるではありませんか。こうなっては、ネジ山再生用ヘリサートを 埋め込むしか手がありません。 しかし、そんなに都合良くヘリサートなんてあるのでしょうか!それがあったの です。近所にワーゲンの世界で有名なBEEHAUSというショップがありますので、 聞いてみると運良くサイズピッタリのヘリサートがありました。超ラッキー!
96/12/21 これがヘリサート一式で、ケースの右に黒く転がって見えるのが埋め込まれて新し くネジ山になるヘリサートです。ヘリサートの内側に切られたネジ山が既存のネジ 山の替わりになる仕掛けです。 手順は、ハンドドリルで穴を広げ、次にヘリサートの外側のネジ山に合わせたネジ 山を切り、念のため接着剤を塗布したヘリサートをねじ込み完了です。至って簡単! 写真は、ハンドドリルで穴を拡げているところ。
96/12/21 落としてしまったジョイントは、磁石を使っても取り出すことができなかったの で、オイルパンをはずすことにしました。過去様々な添加剤などをぶちこまれた らしく、オイルパンはその容量の1/3位ヘドロで埋まっており、なんとナット 1ヶが落ちていました!! そのヘドロの中からジョイントを掘り出し、ヘッド は無事組み上がりました。写真はこんなことになると思っていなかったのでオイ ルパンガスケットをパッキン紙から切り出して自作している最中のものです。




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