キックペダルの位置を変える



23/11 最初はこの位置でした。
時計の針に例えると10時半くらいでしょうか。
エンジンをかける際は、この位置からペダルが止まる5時の位置までしっかり踏み込むのが作法と言われています。
しかし、この5時の位置というのが曲者で、実際に踏んでみると、かなり奥(立っている位置から遠いところ)まで脚を伸ばす感じになります。
短足の私は、この始動作法のため、2度もふくらはぎの肉離れを起こしてしまいました。
肉離れ(要するに筋肉断裂)は、経験者ならわかりますが、やっちまった時より、翌日以降が痛いんです。
中度の損傷でも普通に歩けるまで5日以上かかります。完治は1ケ月以上必要です。
23/11 キックペダルを零時の位置にする。
踏み込んで止まる位置をもっと手前にすれば、脚が伸び切らなくて済むのではと思い、ニュートラルファインダーと干渉しないところまで移動させました。
これなら、ペダルをいっぱいに踏み込んでも6時の位置で止まります。
しかも、この位置なら、停車時に右脚を出した際、キックペダルが内腿に干渉せず、足付き性がかなり改善しました。

ところで、始動の作法ですが。。。
キックペダルが止まる位置までしっかり踏み込めと言われると、気合を入れて一気に体重を乗せたくなりますね。それで脚を痛めてしまったのですが。。。。
改めて、脚を傷めない始動法を模索しました。
1.まず、スロー調整ネジを右に半回転ほど回しておく。
2.キックペダルをゆっくり踏んで硬くなったところでデコンプレバーを引く。
3.さらにキックペダルを少し踏んで圧縮を抜く。
4.その位置からキックペダルを踏み込む。その際、スロットルには触らず、チョークも引かない。コツとしては、キックではなく、ゆっくりプッシュです。
私が教わったのは、圧縮を抜いた後、キックペダルを踏み始めの位置に戻してから一気にキックすると教わりましたが、点火タイミングさえ合っていれば上記のように少しの回転で、しかもゆっくりでよいのです。
一回でかからなくても、焦らずこの「脚に優しい」方法を3,4回繰り返せば冷間時でもかかります。
それがビッグシングルの良いところかも知れません。一回ポンと初爆があればその慣性力でエンジンが目覚めてくれます。



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