マシンのご紹介



24/07 エグゾーストがW1SAのキャブトンタイプに変更されている以外、オリジナル度の高い前期型です。本来、W3はエキパイが連結しており、サイレンサーもW1SAより長く、先端に向かって細くなっています。(通称ダイコンマフラー)
W3と言えば後期型のカラーリング(青紺、白ライン)のイメージが強いですが、このメタリックグリーンにターコイズブルーのシンプルなデザインも素敵です。少々色焼けしていますが、タンクやサイドカバーは貴重なオリジナルペイントです。
オートバイの塗装にメタリック塗料が使われたのは、Wシリーズが最初と聞いたことがあります。
※補足 キャブトンとは、戦前中川商店が作った愉快な造語で、Come And Buy To Osaka Nakagawaの頭文字を並べたものです。よくキャプトンと発音する人をみかけますが、由来を知ればPじゃなくBであることがわかります。
24/07 W3の特徴のひとつ、フロントはダブルディスクブレーキです。Z2でさえシングルでしたから、W3ライダーはこれを自慢したそうです。
でも昔のディクスブレーキって、キャリパーはごっついしローターも厚くて重そうです。
24/07

W3のもうひとつの特徴が、Z2と同じ砲弾型メーターです。
インジケータランプの表記が時代を感じさせます。方向指示はTURNではなくFLASHですし、充電電圧はGENではなくCHG。そして、油圧ランプは無いのです。
鍵穴の上にある穴にはキーホルダーと書かれたシール(写真下)が貼られています。これは、新車でW(Z2も)を買うとこの穴に収まるキーホルダーが付いて来たんだろうと思っていたのですが、そんなオマケは無かったそうです。
ヘッドライトケース上の赤いランプは懐かしい速度警告灯です。80km/hで点灯するはずですが、80km/hも出したくない。振動で・・・・
画面下に映っているダイヤルはステアリングダンパーの調整です。後期型で無くなります。
画面右に映っているスイッチは、当時のバイクには珍しいハザードランプのスイッチです。しかし、これが曲者で、前期型ではバッテリーに直結されているので、イグニッションを切っても点滅するという代物。後期型では改善されます。
24/07 ハンドルロックです。
W1SAでは、自転車の鍵みたいなものでしたが、ようやくオートバイのハンドルロックっぽく進化しました。
しかし、イグニッションスイッチと連動するまでには至りませんでした。



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